「Webライターになりたいけど、何が必要なんだろう?」
「スマホだけじゃできないのかな?」
「お金をかけすぎないで、最低限のものではじめたい」
Webライターになるとき、私も同じような悩みを持っていました。
調理や接客などの仕事をしていたため「やってみたいけど、文章を書いてお金をもらうってどうすればいいの?」と何もわからない状態でした。
そこでこの記事では、Webライターをはじめるときに必要なものから、仕事を獲得する具体的な5つのステップまで、まるっと解説!
「やらなくてもいいこと」や現役Webライターの私が使っているものも紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
未経験からWebライターをはじめるときに必要なもの

Webライターの仕事をするには、パソコンやネット回線など欠かせないものがいくつかあります。
以下でひとつずつ解説します。
①Webカメラ付きパソコン
Webライターになりたいなら、パソコンは必須アイテムです。
リサーチや執筆など作業の一部はスマホでもできますが、すべてをスマホだけで完結させるのは難しいからです。
スマホだけじゃ無理!と言ってもいいくらいです。
あやなWebライターに限らず、在宅でなにか仕事をしたいならパソコンは必要です
お仕事の開始前に面談をすることもあります。
その際、画面共有で資料を提示されることがありますが、スマホの小さい画面ではよく見えません。
そういう点でも、スマホだけで仕事をしようとするのは、無理があると思った方がいいですね。
タブレットがあれば、Bluetoothで繋げるキーボードを買い足してパソコンのように仕事もできますが、2万円程度でノートパソコンが買えます。
であれば、パソコンを買ってしまうのが断然おすすめです。
ストレスなく効率的に仕事ができます。
手軽に始めたいしわざわざパソコンを買うのは抵抗があるな、と思うかもしれませんが…
もしもカフェでバイトするときに
「エプロンは貸与するのですが、白シャツと黒いズボンは自前で用意してもらってます」
と言われたら
「じゃあ帰りにユニクロで買って帰るか」
って思いませんか?
カフェでバイトする=シャツとズボンを用意する
アパレルで働く=そのブランドの服を着る
Webライターとして働く=パソコンを用意する
そんなイメージですよ!
ちなみに私は開業から半年ほど、10年前の古いノートパソコンを使っていました。
少しお金が稼げたところで、3万円ほどの格安パソコンに買い換えましたよ。



格安パソコンでもWordやExcelが入っているものも。officeは絶対に必要なわけではないんだけど、入っているものを買ったほうが安心です。
②マウス
パソコンを買うときは一緒にマウスも買いましょう。
セットでついてくるならそれでもいいのですが、個人的には縦型マウスの購入をぜひおすすめしたい!
私は何時間もパソコンに向かっているうちに、手首の筋がつりそうになる経験を何度もしてきました。
トラックボールマウスという、ボールが付いたマウスがいいと聞いて買おうか悩んだのですが、使い方が難しそうでなかなか踏み切れずにいました。
そんなときに見つけたのが、縦型マウス。
普通のマウスに角度がついた形なので、操作感はいつもと変わることなく、腕の負担が軽くなるという点が魅力でした。
実際、使い始めてから手首にかかる負荷がかなり減って、筋がつりそうになることもなくなりました。





私が使っているのはロジクールです。お値段はけっこうしましたが、投資してよかったと感じています!
手ごろな値段のものもあるので、いろいろ見てみるといいですよ。
普通のマウスでも大丈夫ではあるんだけど、ストレスのない環境づくりは仕事をサクサク進めるためにめちゃくちゃ大事です!
③ブログ
未経験からWebライターになるなら、実績作りが超大事!
noteやはてなブログなら、無料でアカウントを作ってブログが書けるので、まずは登録しておきましょう。
仕事を受けるためには、やる気だけでは足りません。実績が必要なんです。
WordPressという有料のシステムを使うのもWebライターとして勉強になりますが、最初からそこまでやる必要はないですよ。



無料のブログサービスで十分です!
「何を書くか」ですが、仕事の経験を記事にしてもいいし、趣味など好きなことでもOK!
クラウドソーシングに登録して案件を探し「このジャンルの仕事がしたい」と思ったものを書くのもいいですね。
④Googleアカウント
Webライターだけでなく、副業やフリーランスとして活動するならGoogleアカウントはなくてはならないもの。
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
- Googleドライブ
など、仕事でGoogleのツールを使う機会は多いので、持っていない方は取得しておきましょう。
⑤インターネット回線
スマホのテザリングやWiMAXでもいいのですが、なるべくなら光回線を使うのがおすすめ。
ときどきですが、案件の応募条件に
- 安定したネット環境があること
- 光回線を使っていること
と書かれていることがあります。



定期的にミーティングがある案件に多かったかも?
私がWebライターの仕事をはじめたときはWiMAXを使っていたのですが、
「安定したネット環境じゃなくてクライアントさんに迷惑をかけたらどうしよう」
と思って、そう書かれている案件には応募できずにいました……。
また、(今はわからないですが)WiMAXだと時間帯や曜日によって重たくなることがあり、それがストレスで光回線に乗り換えました。
昼間に作業するならあまり気にならないのですが、夜(とくに金曜や土曜)は重たくて、YouTubeを見ているときは結構ストレスを感じていました。



夜の作業がメインだと、ちょっと辛いかも。
絶対必要なものではないですが、作業の効率化のためにも、最初から光回線を使うことをおすすめします。
⑥銀行口座
Webライターとして仕事をはじめるなら、専用の銀行口座を持っておくといいでしょう。
生活費の引き落としや給料の振込先と同じにしていると、帳簿付けがとんでもなく大変になります。
入金と出金のすべてを記入しなくてはならないので、作業負担が膨大です。
少しでも負担を軽くするため、仕事に関する取引だけの銀行口座を作るのがおすすめですよ!



私は楽天銀行で「個人用ビジネス口座」を開設しました。
⑦会計ソフト
会計ソフトもはじめに準備しておくと、後がラクです。
年間20万円未満の利益なら確定申告の必要はありませんが、1年間でいくら稼げるか、仕事を始めるときにはわからないですよね。
「20万円を超えない金額で仕事をする!」
と決めているなら別ですが、稼ぎたい気持ちがあるなら会計ソフトを導入して、こまめに帳簿付けをしましょう。



私は3月に入ってから会計ソフトを選ぶ~1年分の帳簿付けを行ったので、もう地獄でした。
会計ソフトはいろいろあるけど、
- やよいの青色申告オンライン
:1年間無料体験あり - freee会計:1カ月無料体験あり
- マネーフォワードクラウド確定申告
:1カ月無料体験あり
の3つが有名どころ。
どれも無料体験があるので、実際に触って「使いやすい」と感じたところに決めるといいですよ。



私は使いやすかったのと1年無料だったので「やよいの青色申告オンライン
Webライターをはじめるとき、しなくてもいいこと
Webライターをはじめるとき、必要なものはたくさんありますが、反対に「必要ないもの」「やらなくていいこと」もあります。
以下でそれぞれ解説します。
①開業届を出す
開業届は「開業した後で提出する書類」なので、仕事をはじめるときには出さなくて大丈夫です。
ただし、原則的には開業して1カ月以内に提出することとなっているので、用意はしておきましょう。
1カ月を過ぎて提出してもペナルティはありませんが、
- 屋号を入れた銀行口座が作れない
- 確定申告で青色申告ができない
などデメリットもあります。
Webライターとして案件を獲得したらすぐ提出できるよう、準備しておくのがおすすめです。
開業届も
を使えば、簡単に書類の作成と提出ができますよ。
②文章術の本を読む
「文章を書くなら、文章の本を読まないと!」と思われるかもしれませんが、読まなくて大丈夫です。
Webの記事には、「型」があります。
初心者のうちは、文章術の本を読むよりも、型にそって文章を書く練習をする方が早くライティングが上達します。
「読んじゃダメ」というわけではないですが、本を1冊読むのもけっこう時間がかかりませんか?
時間が豊富にあるならいいのですが
- 家事と育児の間で、おうちでできる仕事を探している
- 会社員だけど副業がしたい
そんな状況なら、本を読むよりも先に書いちゃう方がいいです。



文章の書き方については、下の「未経験からWebライターの仕事を始めるための具体的なステップ」で説明しますね。
③SNSをはじめる
SNSが苦手なら、無理にやらなくて大丈夫です。
「ライターはXをやったほうがいい!」
という言葉をあちこちで見かけます。
できるならやったほうがいいと私も思います。
でも、苦手なことを無理してやると、大概うまくいきません。
私もXのアカウントを持っていましたが、消してしまいました。



Xを眺めていると、情報や感情の渦に呑まれて、しんどくなることが多いんですよね。
リサーチでXを見ることはありますが、ライターとして発信するためのアカウントは持っていないです。
それでもお仕事はできるし、意外とそういう人はいっぱいいます。
できるに越したことはありませんが「SNSも頑張らなくちゃ」と投稿作成に時間を使うより「質の高い記事を書けるようになること」に集中した方がいいんじゃないかな、というのが私の考えです。
未経験からWebライターの仕事を始めるための5つのステップ
未経験からWebライターとして仕事を請けるためには、きちんとしたステップを踏むことが大事。
以下では、Webライターの仕事をはじめるための5つのステップについて解説します。
①ブログを読む
「自分のブログを書いていて、文章の書き方はある程度わかっている」



という方は次のステップ「②ブログを書く」へ進んでください~。
「Webライターになりたいけど、まだ何も文章を書いた経験がない」
という方は、まず「ブログやコラムを読む」ところからはじめるのがおすすめです。
Webライターの仕事の基本は、SEO記事の執筆です。
SEO記事は、以下の2点を意識して書きます。
- 文章はPREP法で書く
- 特定のキーワードで検索エンジンから評価されるタイトルや構成にする
PREP(プレップ)法とは
P:Point(結論)
R:Reason(理由)
E:Example(事例、具体例)
P:Point(結論を繰り返す)
文章全体のゴール(結論)からはじめて、理由、具体例、結論のおさらい
と書いていく文章の型のことです。
SEO(エスイーオー)とは、Search Engine Optimizationの略で、日本語で言うと「検索エンジン最適化」。
GoogleやBingなどの検索エンジンから「この記事は質が高いから1位に表示させよう!」と高く評価されるように、記事の内容を最適な状態に整えることを言います。
Webライターになるには、この2つを理解し、できるようになるのがマスト。
「まだブログも書いたことがない」という状態なら、まずはSEOの解説記事を読んでみてください。
PREP法の書き方やリズム感を知るのと同時にSEOの知識も学べて一石二鳥です。



AIの登場によってAIO(AI Optimization)という言葉も出てきました。「やることはSEOとおおむね同じ」と思っておいて大丈夫です。
②ブログを書く
Webライターとして、記事の執筆を請け負うために必要なのが「実績」です。
実績がないと
- どんな文章を書くのか
- スキルはどの程度なのか
- 依頼できる仕事の範囲
などを判断することができません。



でも、初心者のうちは実績がないですよね。
そこで重要な役割を果たすのが「自分のブログ記事」です。
といっても、好きなことを好きなように書いていいわけではありません。
Webライターの仕事では「(自分の)個性を出して記事を書く」というパターンは少ないです。
ゴーストライター的に文章を書くことが多いんですね。
ここで初心者の頃の失敗談を暴露しちゃいますが……。
私がはじめて受注したお仕事は、ライフスタイル系のブログ記事で、個人ブロガーさんからのご依頼でした。
個人のブログということもあり
「ズバリ!〇〇なんです!」
なんて個性つよつよな文章を書くという失敗をしました。



そして修正へ……
「実績として提示できるブログ記事」を書くには
- 自分の得意または興味がある(これから勉強しようと思っている)ジャンルで
- キーワードを盛り込みながら
- PREP法で文章を書く
のがポイントです。
感覚をつかめるようになるまで、5記事ほど書いてみるのがおすすめ。
複数の記事を実績として提示できるという意味でも、応募する前にいくつか記事を書いておいた方がいいですよ。
クライアントさんへ記事を納品するときは、Googleドキュメントを使うことが多いです。
そのため、自分のブログ記事を書くときにも、練習がてらGoogleドキュメントで執筆することをおすすめします。
リサーチした内容を「コメント機能」でメモしておけるので便利。
ブログではなくGoogleドキュメントを実績として提示してみるのも良いですよ。
③クラウドソーシングに登録する
Webライターとして仕事を獲得するには、おおまかに2つの方法があります。
- クラウドソーシングを利用する
- SNSで仕事を見つけて応募する
一番手軽で、安心して利用できるのがクラウドソーシングです。
クラウドソーシングとは、在宅ワークの求人サイトのようなところ。
- リクナビ
- マイナビ
- en
- Indeed
などの求人サイトのように、いろいろな種類があります。
メジャーなのは「クラウドワークス」と「ランサーズ」です。
私は2つとも登録したけど、使っていたのはクラウドワークスだけです。
その理由は
- 使いやすかった
- 最初に案件を獲得できたのがクラウドワークスだった
ということがあります。
いろいろ使ってもいいと思いますが、はじめはひとつのプラットフォームで実績を増やしていく方が、実績の数が分散しないのでいいかなと思っていました。
たとえば、4件仕事をしても、クラウドワークスとランサーズで2件ずつだったら「この人はまだ2回しか仕事してないのか」って見えちゃうわけです。



だから、ある程度仕事になれるまでは1カ所で頑張ることをおすすめします。
クラウドソーシングへ登録したら
- 本人確認をする
- NDA(機密保持契約)を締結する(仕事で知った情報は口外しませんという契約)
- プロフィールを書く
と応募するための準備を整えてからお仕事探しをはじめましょう!
ステップとして「②ブログを書く」「③クラウドソーシングに登録する」としましたが、逆でもいいかも。
「書くことを仕事にしたいけど、どんな記事を書きたいかわからない」
そんなときは、先にクラウドソーシングに登録して、自分が書けそうな仕事を見つけてから、アピールするために関連したブログ記事を書いてみる、というやり方もおすすめです。
④仕事に応募する
クラウドソーシングに登録し、本人確認やプロフィールの準備を整えたら、いよいよ応募です。
私の場合は毎日案件を探して、自分ができそうと思ったものを見つけては応募していました。
といっても、そんなにたくさん応募していたわけでもなく。
「初心者は1日10件応募するくらいがちょうどいい」と言われることもありますが、私は2~3日に1件くらいしか応募していませんでした。
それは、スキルも知識もなく、「自分ができそうと思う案件が少なかった」ということもあるんですが「もし同時にテストライティングに進んだら焦ってちゃんと対応できない」という不安が大きかったです。
でも、実績としてブログの記事をある程度書けていたから、0.5円~1円くらいの案件は割と提案が通っていました。
ひとつひとつの案件の募集文を読み込んで、丁寧に提案文を書いていたことも関係あると思います。



5件提案したら、1件は通るかな、という印象でした。
「とにかくたくさん応募しないと!」
と焦らなくても、コツコツしっかりと積み上げていくことが大事、というのが私の考えです。
案件を探しながら、ブログ記事を書いて実績を増やす&文章を磨くことも大切ですよ。
私が実際に書いて採用された提案文は、こちらのメルマガにご登録いいただくと読むことができます。
⑤仕事を探し続ける
ライティングの案件は、基本的に継続になることが多いです。



初心者の頃はスキル不足で、1記事で契約終了になることもあるかもですが……。
継続の契約が2~3つくらいになると、仕事がいっぱいで新たな案件探しをしなくなりがちです。
でも、週に2~3回くらい新着のお仕事をチェックすることをおすすめします。
いきなり仕事がなくなる可能性もあるし、「少し上」を意識していないと停滞してしまうんですよね。
その単価でお仕事することが当たり前になってしまうと「もっとスキルを磨かないと報酬は増えない」なんて思い込みに繋がってしまいます。
文字単価の上げ方は難しくて、スキルも関係するけど「運(出会い)」的な要素もあるんです。
だから、手いっぱいだったとしても案件チェックは定期的にして、アンテナを張っておきましょう。
提案してみて、通ってから
- 全部の仕事を継続するのか
- 記事数を交渉する(減らしてもらう)のか
- 契約を終了するのか
考えるのも、遅くないですよ。



恐れずチャレンジしましょう!
【まとめ】未経験からでもWebライターになれる!
ライティングの経験がない状態からWebライターになるために必要なものや具体的なステップを解説しました!
Webライターになるのは大変そう、と思われた方もいるかもしれませんね。
Webライターのメリットは
- デザインや動画編集に比べると必要なパソコンのスペックが低い(安いパソコンではじめられるから初期投資がかからない)
- ライティングのスキルは、SNS運用代行や動画編集などほかの仕事活かせるので学んだことがムダにならない
といったことがあります。
私自身は、WebライターとしてSEO記事の執筆から仕事をはじめ
- インスタの投稿製作(フィード、リール)
- LP原稿の執筆
- メルマガ制作
- プレスリリースの執筆
と活動の幅を広げてきました。
それは、ライティングという「すべての仕事の根幹となるスキル」をはじめに身に着けたからできたことだと思っています。
- 家でできる仕事がしたい
- 何か副業にチャレンジしたい
と思ったら、まずはWebライターをやってみませんか?
仲間が増えたら嬉しいです^^
この記事があなたのお役に立ちますように!







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